2019.9.14 鳥栖戦 右サイド攻略の鍵・小野瀬、帰還の左槍・藤春

戦術分析

分析は終えてるんですよ実は!ただブログ立ち上げたばっかで投稿や図の整理が追い付いてない…。

大阪ダービー前日ですが、せめて前節の良かった点・課題点だけでも要所をまとめておきます。タイトルのとおりですが。まずは両チームのフォーメーションから。

ガンバも鳥栖も4-4-2。鳥栖は予想通り、ガンバもルヴァンの流れを考えれば予想通りでしたね。唯一藤春のスタメンには驚きましたが。

ガンバの要所は以下の3つ。

  • 特に前半に関して、右サイドで良い動きをみせていたのは小野瀬。彼にボールが渡ればもっとチャンスを生み出せていたはず。高尾がんばれ!
  • 久々の先発復帰でも藤春・倉田の阿吽の呼吸はさすが。藤春の調子と他の選手とのコンビネーションが上がってくれば左サイドは活性化する。
  • 自陣ビルドアップ時に猛然とプレスをかけられると弱いのは相変わらずなので改善が必要。DF・GKからロングパス放り込みに逃げているのでは主導権を握れない。

本当はもっとあるのですが簡単にここらへんだけ。特筆すべきは小野瀬でしょう。本当に良い選手です。特にスペースへの動き出しが秀逸。そこをピックアップしてみます。

前半5分始めの場面

右サイドを高尾が駆け上がり、三浦が高尾にロングパスを通したシーン。高尾にボールが渡ったことで鳥栖右SB三丸が高尾の動きに釣られます。このとき鳥栖の他3枚のDFはスライドすることなくほぼまっすぐ白ラインまで下がるため、右SBと右CBの間にスペースが生まれます。それを見越して小野瀬はそのスペースに走りこむわけです。

守備側が4バックの場合、パスを通されると危険なゾーンはSBとCBの間のスペース(チャンネルと呼ばれています)です。このスペースに小野瀬が走りこむシーンが前半何度かみられました。このシーンでは結局高尾からのパスは出ずに空振りに終わるのですが、オレンジ線のようなパスが通っていればチャンスになっていたはず。高尾が小野瀬に通せるパス技術・展開力を身につければガンバはもっと良くなる。ここは高尾の課題ですね。失敗してもいいからもっとチャレンジしてほしいと思っています。小野瀬が走りこんだことで生まれる二次的なスペースをボランチや宇佐美が活用することでさらに展開が期待できます(宇佐美は1シーンそんな場面がありました)。ビルドアップ時は高尾が外に張り、内側に小野瀬が寄せる形なので、右でのパス交換は高尾がキーマンになります。今後の改善を期待しましょう。

他2点については書いてるとおりですね。左サイドは藤春が復帰したことにより、ガンバのストロングポイントが戻ってきました。倉田は藤春の使い方を心得ており、オーバーラップ時のパスコースはさすがです。宇佐美が左に絡んだときに藤春を信じて鋭いパスを通せればさらにチャンスは増えるでしょう。

前半はガンバが主導権を握っていましたが、後半は鳥栖のプレスにやられ上手くボールを運べませんでした。守備陣形も前半はコンパクトに保てていましたが、後半は疲れもあり乱れがち、対応もマンマークに近くなった印象があります。守備時の4-4-2のコンパクトさはとても大切です。宮本監督もよく「陣形をコンパクトに」って指示を出していますよね。これは相手にスペースを与えないためです。逆に相手はスペースを作るために陣形を乱しにかかります。先ほど取り上げた高尾・小野瀬の一連の動きを考えれば理解してもらえると思います。いわゆるオフザボールの動きというやつです。これを繰り返すことで相手は動きにつられ陣形を乱すし、疲れも蓄積します。最近よく言われる「走り勝つ」ってのもこういうことなんでしょうね。(ただし、選手のクオリティが高ければパスは通るし無駄走りは減るわけですが。そこはガンバだけでなく、Jリーグ全体にいえるような気はします。)

3つ目に挙げたポイントはガンバを観戦している人ならよくわかると思います。ポンと前線に放り込んでしまって結局セカンドボールを拾われ相手のペースが続くケース。特にGK東口のフィード精度は危うい場面が多々あります。たしか今季のホーム清水戦は東口が相手プレスを交わすなどビルドアップに精彩を放っていた試合もあるので、もっとGKからのビルドアップに力を入れた方が今後の安定感につながると思います。(昨季の横浜Fマリノスはそこをよく狙われていましたが、今季は安定しました。それがチーム順位に現れていると思います)

また、ビルドアップ時のフォーメーションに関して、両サイドバックが外に張る形で上がり、遠藤又は井手口が下りてくる形になっていましたが、このワンパターンだけでなく、両ボランチが少し上がり目の位置で、サイドバックのどちらかが下りてくる形(3バックに近い)も組み込んだ方が相手のプレス対策には効果的ではないかと考えます。

 

以上、なんとか大阪ダービーに間に合わせるために要所だけ取り上げました。肝心の小野瀬が出場停止のため、明日のダービーマッチはどうなるか楽しみですね。同じフォーメーションでいくなら注目は右サイドハーフ。僕の予想ではスサエタが先発です。理由は次の記事で、明日の予想フォーメーションとともに説明します。

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