2019.9.28 大阪ダービーアウェイ●(3-1)①スサエタの躍動!

戦術分析

完敗だ!!!!悔しい!!!!!グヤジイイイイイッッッ!!!!!

現地で応援していたサポーターの皆様(僕も含む)、お疲れさまでした。応援の迫力は間違いなく勝っていましたよ!ガンバ側の密度の高さったら!!

しかし認めざるを得ません。相手の方が良いサッカーをしていました。前半早々に2失点したことで、相手は守備ブロックをがっちり固めてガンバの攻撃に対応していました。前半は特に、ガンバがボールを握っていたのではなく「持たされていた」もしくは「持たれても平気」って印象です。人の動き出しが少ないガンバの攻撃には怖さがありませんでしたね。ブロックを揺さぶられないから、危険な中央のゾーンだけ固めとけばOKって守備戦術です。今のガンバが一番とられたくないやり方です。そこらへんの詳細は別記事で書きます。攻略方法はあるはず…。

まずは両チームスタメンとフォーメーションの紹介。前節得点の渡邉千真が抜擢されましたね。フォーメーションはお互い4-4-2。相手ボランチにソウザが入ってます。デサバトが怪我らしいです。ここはラッキーな要素。後述します。

 

さて、いろいろ書きたいことはあるのですが、まずはポジティブな話題から入りましょう。ずばりスサエタの抜擢・躍動です!!はっきりいってここだけです!ポジティブな要素!!

前回の試合を観戦した方は、彼のスタメン入りを予想したでしょう。やはり出してきましたし、この試合でも別格でした。試合を観返していいな~~と思うシーンが盛りだくさん。全部取り上げると画像含めとんでもないことになるので、特徴的なシーンを4つ取り上げてみます。

 

①内から外への動き出し、コンビネーションからチャンネルへの侵入(前半5:52~)

青→:ガンバ選手の動き、オレンジ→:浮き球、水色→:ボールの動き、黒→:相手のプレス

宇佐美がロングパスを相手2ライン間(DFラインとMFラインの間のことです)でボールを受けたシーン。このとき2ライン間に開きがあり、宇佐美が受けた直後に相手MFラインは下がってスペースを埋めるのですが、それでもスサエタはこのライン間にいました。宇佐美に相手MF藤田がプレスをかけるのですが、スサエタに浮き球のパスを通します。難しいボールだったのですが、スサエタはうまいこと収めます。宇佐美は藤田と柿谷の間を抜け出しスサエタからの横パスを引き出します。

ここからのスサエタの動き出しに注目。スサエタに対しソウザが詰めるが、スサエタは柿谷の後ろを迂回してさらに右サイドに流れます。その間、宇佐美キープ→遠藤に戻す→遠藤から右に流れたスサエタへ展開。そこに高尾が外側からオーバーラップ、スサエタは高尾にボールを預ける。

高尾に対し、相手右SB丸橋がつめます。ここでCBと右SBの間にスペース(チャンネルといいます)ができる。そこにスサエタが走りこみ、高尾からのパスを引き出してチャンスが生まれます。ここからの折り返しクロスは阻まれますが、いきなりスサエタのプレービジョンの広さが垣間見れました。ちなみにこのクロスに走り込んでいるのが渡邉と倉田のみ。人数をかけられるよう連携したいところ。ここでも相手はしっかり中央に人を集め危険なエリアをケアしていたので可能性は低かったですね。しかし前半はソウザが穴になっていた印象です。ソウザがチャンネルを埋める動きをしていればこうならなかったかも。ロストシーンもちょくちょくありました。

 

②スサエタ自身が生み出したスペースに高尾を走らせスルーパス(前半15:52~)

サイドの高尾から井手口に折り返したシーン。ここでスサエタは青→のように、前に出たところから反転して藤田と柿谷の間へ戻り井手口からパスを引き出します。この動きに丸橋つられ、①同様スペースが生まれる。

ここでソウザもつられちゃうのが穴っていった所以です。また空きましたね。そこに高尾が走り込みスサエタがスルーパスを通します。これもすごいんですよ。スサエタはボール位置のように後ろ向きから高尾の位置にパス通すんですから。本当にうまい。ここから詰めてきた柿谷を交わすまではいいんですが、そこからすんなりクロス上げられないのが高尾クオリティ…。がんばれ高尾。

 

③逆サイドへ流れる動き。そこまでみえてたんか…(前半23:47~)

跳ね返りをヨングォンが前に出て拾い、左の藤春に預けたシーン。相手右SHの水沼がプレッシャーを掛けにいったことで生まれたスペースに倉田が入り、藤春から折り返す。このとき相手右SBの松田も右に寄せることでCBとの間に少しスペースが生まれます。ここからのスサエタの動き出しに驚愕!現地でもおっ!と思ってましたが、改めて観返すと本当に素晴らしい動きです。

このときやっぱりソウザはボールホルダーに寄ります。ということはまたまた白円のスペースが生まれます。このときなんと、スサエタは倉田にボールが渡る前から!このスペースまで相手の間際を縫って走り込み、ボールを要求していたのです!!スペースが生まれることを確信した素早いラン!結局倉田はシュートを選択、詰めた水沼に弾かれるのですが、スサエタにパスが出ていれば違った局面が生まれていたはず。記事を書きながら、展開を読んで逆サイドから流れているんだ!と気づき驚愕したシーンです。

他にも28:58、逆サイドに流れてからまた右サイドに戻りつつ下りてパスを引き出し、サイドの高尾に預けて自分は内側を駆け上がる、といった運動量で掻き乱すシーンもみられました。献身的です。スサエタの動きに高尾がパスを出さないシーンは多々あり勿体ないと思います。まあこれは小野瀬のときも同じなんですが…。逆にスサエタが外に張っても高尾はインナーラップしない等、彼の課題は明白なんで改善してほしいですね。失敗に臆病になってるんでしょうか…。ちなみに後半60分過ぎたあたりからようやく高尾のインナーラップがみられるようになります。試合の最初から使い分けられるようにトレーニングしてください。

 

④サイドチェンジから逆サイドへのアーリークロス(後半56:56~)

3失点目のリスタート直後です。全体図でみてみましょう。

ガンバは左サイドで展開、藤春の落としをヨングォンが受け、逆サイドで要求していたスサエタへロングパスを通したシーン。相手の守備ブロックはコンパクトに保ちながら横へスライドする手法をとっているため、逆サイドは基本的に空いています。サイドチェンジにはブロックごと素早くスライドして対応すればいいやって守り方です。スサエタにボールが渡ったので当然右にスライドしてきます。さらに高尾が右サイドオーバーラップする動きを見せたので、余計に右サイドに意識が寄ります。次の画像と見比べてもらうとコンパクトに右にスライドしているのがよく分かります(悔しいけど褒め言葉です)。そうすると空くのはどこか?

正解は逆サイドです。DFラインの裏のスペースへ、左の倉田にアーリークロスを送ります。この時の判断が早い!右に意識が寄っているうちに逆サイドに素早く展開されると、DF陣は対応が難しくなります。結局は少し流れてしまい、倉田がギリギリで合わせるのですが、相手にあたってCKにはなりました。このシーン、欲をいうと倉田はもう少し外側に流れてほしかった。そうすればボールをコントロールでき、中に折り返すことでビッグチャンスが生まれていたはず。

実は相手も同様の攻め方をしており、ガンバ守備陣はちんちんにやられていました。最後まで修正できていません。そこらへんは別記事で解説します。

 

以上、この試合でスサエタが見せた質の高いプレーを4つ取り上げてみました。個人の技量はさることながら、動き方に様々な引出しを持っていることがよく分かります。視野も幅広く、常に先を見通したプレーを見せ続けていました。本当に良い選手です。このままガンバに残ってくれ!!そのためにもせめて残留を!!と祈るばかりです。ユニフォーム買おかな!!

大阪ダービー①スサエタ編をお送りしました。時間があればあと1、2記事書く予定です。そちらもお付き合いいただければと思います。

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