ってことです。
どうも、ガンバの今シーズン公式戦初戦でした。久しぶりにパナスタにご挨拶したイチイキです。
帰ってきたな!Jが!今季もよろしく! と気分が改まりました。やはりパナスタいいスタジアム。
さて、今回は試合雑感と銘打ちました。なぜならスカパーを契約していないから。振り返りたいけどじっくり振り返れない。という言い訳をなくすためにも契約するか…。ほんとは初見で全部見通した記事書けたらいいんですけどね。まだまだそこまで眼力ないです。精進します。
だいたい言いたいことはツイッターでささっと呟いといたので、まとめて再掲します。そこに、さらに詳細なツッコミを入れるスタイルで進めましょう。
その前にスタメン紹介から。
ガンバは昨シーズンから変わらず3-5-2、柏も予想通り4-4-2の配置です。ボールを両サイドに上手く散らせれば優位に運べる組み合わせなんですが、前半は特にそうならなかったですね。理由は後述。
今日の雑感
・新里、足元は良し。右CBが展開に絡むプレーも後半は適応してきた。先制点もどきは悪い予感がしたがやっぱり。
・福田、後半は及第点。前半はボール受けてもコンビネーション、仕掛けともに消極的。交代はやむなし。— イチイキ (@itiiki) February 16, 2020
試合開始早々のミスの帳尻を合わせるかのように、新里は試合中に適応していった印象です。
最初以外は相手のプレスに臆することなく球出しや、持ち運ぶドリブルをみせていました。正直、あんまり期待していなかっただけに嬉しい誤算です。一方、守備の対応には迷いや中途半端な部分がみられました。そこが改善していけるかというところでしょうか。幻となったCKのヘディングは仕方ないですが、そこで競り勝てていたということは最大の収穫です。持ち直すメンタルとともに、今後期待したい選手になりました。
右WB湧矢について、前半は消極的でしたね。そもそも右IH倉田、右CB新里の組み合わせ自体に連携の馴れがなさそうなので、仕方ないのかもしれませんが。後半は積極的に前線に出るチームの勢いに呼応して、優位性を見せる場面も見られました。右のメンツを固定してコンビネーションを熟成させられるのであれば、湧矢の判断速度も向上して、右から崩せる場面が増えると思います。もちろん彼自身の能力向上が前提にあるので、ここからの伸び代に期待です。
・アンカー井手口は去年に引き続き良さが出ない。柏が中盤を省略して裏一本を狙ってきていたのでなおさら。ここの交代もやむなし。
・FW小野瀬もしかり。後半からFWであればまた違った展開がみられたかも。ハイプレス志向は良いが、後ろが連携できているとは思えない。— イチイキ (@itiiki) February 16, 2020
アンカー井手口に関しては、去年の(ツネ監督的)宿題を引きずっているのでしょうか。カップ戦初戦ゆえの実験的要素が強いように思います。去年もアンカー井手口はありましたが機能せず。この試合もテストしましたが、機能していたとは思えません。ポゼッションが相手に傾く試合であれば、最終ライン前のフィルターとして機能するかもしれません。しかし、こちらがボールを握る展開では、矢島、遠藤、倉田の方がボールを保持しながら左右にボールを散らせます。ここに関しては、ツネ監督の試したいことと、現実のギャップが大きかったと思います。どうにも、アンカー井手口ではボール保持時に、両WBの幅を使った攻め方ができませんね。両サイドにボールを散らす技術は持っていないようですので。
柏は丁寧に中盤を経由して繋いでいくよりかは、ダイレクトにFWまでロングボールを入れる傾向が強かった。特に裏抜けするオルンガ&ポストになるオルンガという、彼の質的優位性を生かす傾向が強かったですね。そうなると、勝負はDFラインになるわけで、中盤の深い位置に井手口を配置するメリットはあまり無かったのではないでしょうか。あとは、ボール奪取できてこその井手口なんだけど、それ自体もイマイチ。交代はやむを得ないでしょう。
小野瀬のFW起用に関して、方向性として基本的に悪くないと思っています。しかし、いかんせんこの試合は機能しなかった。前半はそもそもビルドアップの時点で詰まっていたので、FWにいい形でボールを届けることができていなかった。もったいないなと思います。前半の我慢する展開(意図していないでしょうが)ならFWは小野瀬以外で、後半ハイプレスを掛けて勝負に出るならFW小野瀬で、という使い分けはどうでしょう。以下監督コメントからは、前半は望んでいない展開だったことは明白ですが。
宮本監督「前半まず自分達でボールを奪いに行くという姿勢が足りなかったのが立ち上がりの勢いが出なかったところだと思っています。何がそうさせたのかは選手に聞いてみないとわからないですけれど、今年取り組んできたものをスタートから出せるようにということをミーティングで伝えてやりましたけれど、それが出なかった。」
後半はそこを意識して、修正してきたかんじがあります。小野瀬を前線で活かすのであれば、まずは良い攻撃から、そこから即時奪回の良い守備をして、さらにより攻撃に繋げるというサイクルが重要です。前半はその始まりの部分が良くなかったですね。
・後半の三浦はオルンガのケアばっちり。前半は守備の基準が定まっていないように見えた。もったいない。
・左WB藤春、攻撃性能が…。彼はやはり後ろからオーバーラップしてこそか。
・決定力.…はあるが、今日はキム・スンギュを褒めたい。
・最後のブーイングはチームに?それとも審判?— イチイキ (@itiiki) February 16, 2020
前半は裏抜けを狙うオルンガの対応に苦慮していましたね。失点は逆に瀬川に集中しすぎて、オルンガに繋がれての失点でした。なんか勿体ないな~。
後半はガンバが押し込むようになってから、三浦を中心にオルンガに良い形でボールも持たせないように、上手く対応できていました。この試合を糧に、今後はオルンガを上手く抑えていきましょう。裏を返すなら、オルンガは対策が必要なほどの選手ということです。J1でも猛威を振るいそう。
左WBの藤春に関して、昨季終盤から与えられているタスクは変わらないようです。フィニッシュまで顔を出す役割ですね。裏抜けでチャンスを作る場面がありましたが、やはり精度に難あり。WBは大外で張った状態から、相手をかわしてクロスを入れる役割もあるのですが、藤春は個で抜けるタイプではないので、クロスを上げきれない場面がよくあります。SBのときは後ろからスピードに乗った状態だからこそ、相手を抜いてクロスを上げきれるわけで。使われる側の選手であって、自分から仕掛けて相手を動かすのは得意ではないようです。
左でチャンス・フィニッシュを生み出せないのであれば、他の選手も試してほしいです。湧矢は左の方がイキイキしているようにみえます。逆足サイドで中に切れ込むプレーをさせた方がいいのかも。
他は黒川を試してほしい。昨シーズンのルヴァンは観れていないので、どのようなプレーヤーか把握できていません。どれぐらいできるのか観てみたいです。
最後は決定力ですね。記事タイトルにもありますが、入るときは入るし、入らないときは入らないんですよ。キム・スンギュは神がかっていました。素直に相手を褒めましょう。
試合終了直後のブーイングは審判に対してのようです。得点取り消しがあったので仕方ないですが、勝ってればそもそもブーイングは無かったでしょう。というわけで勝ちましょう。
・チームへのブーイングなら、悲観する内容では無いと思います。後半は修正できていました。最初の1点がいつ入るかの問題かと。コンビネーションの引っ掛かりは気になりましたが、これから改善していけます。
・最後に、湧矢、もっと積極的に行こう!ボール受ける前の状況をもっとみれるようになろう!— イチイキ (@itiiki) February 16, 2020
という結論です。
次は昨季王者・横浜Fマリノスとのリーグ開幕戦です。そこで今日の課題を修正していけるのか。具体的には相手に臆することなくボールを保持し、あるいは高い位置からプレッシャーに行けるかどうか。見ものです。上手く行けば、開幕からスタートダッシュを切れるはずです。
他、ツイートには無いですが、途中交代のMF山本には、わずかなボールタッチ数ですが光るものを感じました。今後も出場機会を与えて行ってほしいです。ただし、交代とともに4バックにしたのはイマイチでしたね。後ろの安定が崩れていたようにみえました。
今季こそは、昨季よりも良い景色をみることができるでしょうか。いきなりの敗戦ですが、なんのまだまだこれからです。今季は五輪の中断期間の影響から、過密日程になりますので、ターンオーバーが必要です。チームの総合戦力が試されるでしょう。早い段階で色々と試しておくのは良いことです。
今週末のリーグ開幕が待ち遠しいですね!
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